食べてみたものの、途中で満腹になって食べきれないことがあります。
「もうおなかがいっぱい」
「これ以上は食べきれない」
仕方なく食事を食べ残してしまうことがあるものです。
食べきれないものは仕方ありません。
満腹感でおなかが苦しい状態です。
食べようとしても、なかなか喉を通りません。
変なげっぷが出たり意識がうつろになったりします。
下手をすると、吐いてしまうかもしれません。
注文したものの、料理が出てくると思ったより量が多くて、食べきれないことがあるもの。
世界には満足に食べられない人がいることからも、食べ残すときはちょっと罪悪感を覚えるものです。
もちろん食べ残してしまうのは仕方ありませんが、ここでよくあることがあります。
食べ残してしまったとき「ごちそうさま」を言い忘れがちです。
満腹感で、おなかに注意が向いていることもあるでしょう。
早く食べるのをやめたい心理的な抵抗感もあるのかもしれません。
肝心の「ごちそうさま」を言い忘れてしまいやすいのです。
これはよくありません。
食べ残したとはいえ、食事を終えたことには変わりありません。
そして食事に対する感謝も必要です。
食べ残してしまったときも、きちんと「ごちそうさま」と言いましょう。
完食したときも、食べ残したときも「ごちそうさま」で締めくくりましょう。
おいしかったときも、そうでないときも「ごちそうさま」で締めくくりましょう。
このとき「残すことになって申し訳ありません」という謝意の気持ちも込めます。
食の神様も「仕方ないね」と許してくれます。
ごちそうさまを言えれば、たとえ残すことになっても、食事の余韻が美しくなります。