2回目に会うときは、少し慣れが生まれています。
すでに相手と会ったことがあるので、どんな人かイメージできます。
相手がどんな顔で、どんなルックスで、どんな性格の人なのか、大まかにイメージできるでしょう。
初対面のときに比べれば、2回目は緊張が和らぎ、ストレスも小さくなっています。
警戒心が和らぎ、安心感が増えているでしょう。
しかし、ここが落とし穴です。
初対面とは違って2回目に会うときは油断しがちです。
車の運転は慣れたころに起こるように、人間関係の事故も慣れたころに起こります。
「2回目だから安心」と思いますが「2回目だからこそ注意」とも言えます。
人間関係の事故は「2回目」に起こると考えることです。
「会ったことがある」という感覚がよいほうに働けばいいのですが、人によっては悪いほうに働くことがあります。
早く親しくなりたいと思って安全確認を怠ると、大きな事故を招きます。
うっかり余計な一言を言ってしまったり、つまらない失態をしてしまったりです。
せっかく初対面が好印象であっても、ささいな不注意で2回目の印象が悪くなるのです。
2回目に会うときも、初対面のような気持ちになることです。
実際は初めてでなくても、初めて会うような気持ちになってください。
「初めましてという気持ちになる」ということです。
このことには、2つのメリットがあります。
心の中だけでいいので「初対面」と思いながら会ってみてください。
「初めまして」と声に出す必要はありませんが「初めまして」という気持ちになってみます。
そうすることで、態度や言葉遣いに注意が行き届くようになります。
2回目に会うときでも、慣れによる不注意を防げます。
初対面の心持ちになることで、もう一度初々しい気持ちを楽しめます。
初対面ならではの初々しい気持ちをもう一度味わえるのは、素晴らしいことです。
出会いの楽しみが2倍に増えるということです。
本来、初対面の緊張感は初対面しか楽しめませんが、それをもう一度味わえるのはラッキーです。
2回目に会うときも、初対面のような気持ちになることで、出会いの感動が2倍になるのです。