申し訳なさそうに出会う人がいます。
「貴重なお時間を割いていただき恐れ入ります」
「わざわざ会っていただいてすみません」
「なんだかこんな場所で会っていただいて申し訳ございません」
忙しくて時間に余裕がない中、時間を割いてくれたのでしょう。
相手に都合をつけてもらった事情もあるのかもしれません。
相手に都合をつけてもらったなら、わびたい気持ちが出てくるでしょう。
もちろん相手に迷惑がかかっているなら謝ることも必要です。
しかし、迷惑をかけていなければ謝る必要はありません。
申し訳ない気持ちがあったとしても、露骨に出さないことです。
あなたが申し訳なさそうに出会うと、相手も申し訳なくなります。
申し訳なさそうにされると、相手はすっきりしない気持ちになります。
せっかくの出会いなのに、堅苦しい雰囲気に包まれるでしょう。
相手に気を遣わせる上、疲れさせることになります。
会話が重くなって、自然なコミュニケーションを妨げるのです。
相手は「そんなに謝らなくてもいいのに」と残念な気持ちになります。
申し訳ない雰囲気を出すと、出会いの印象が暗くなってしまうのです。
出会いで大切なのは、印象です。
なるべく明るく前向きな印象を出すことです。
ポジティブな印象を出すためには、嬉しそうに出会うことが大切です。
「お会いできて嬉しいです」
「忙しい中お時間を割いていただき、ありがとうございます」
「この日をずっと待ち望んでいました」
「今日ほど幸せな日はありません」
「私の夢が1つ叶いました」
嬉しそうな表情を見せることです。
嬉しそうな雰囲気を出すことです。
嬉しそうに出会うことで、相手は苦労のすべてが報われます。
嬉しそうに出会うことは、出会いのマナーです。
はしゃぎすぎには注意しなければいけませんが、喜びと幸せを表現することです。
「時間を割いたかいがあった」「スケジュールの都合をつけたかいがあった」「会ってよかった」と喜んでくれます。
「ありがとうございます」「嬉しいです」「光栄です」「幸せです」「最高です」といったポジティブな言葉を伝えましょう。
たとえ申し訳ない気持ちがあったとしても、喜びだけ表現しましょう。
「お忙しい中すみません」と謝る出会いより「お忙しい中ありがとうございます」と感謝する出会いのほうが好印象です。
そのほうが出会い全体の印象がよくなります。
嬉しそうに出会うことで、出会いが肯定的になります。
出会いが肯定的になるから、ご縁も続くのです。