浪費癖を直すなら、買い物リストが役立ちます。
もちろん買い物リストは絶対必要なものではありません。
記憶力には自信がある人なら、わざわざ買い物リストを作る必要はないかもしれません。
買うものが1つだけなら、いちいち買い物リストを作る必要性はないように思うでしょう。
しかし、そうだとしても、きちんと浪費癖を直したいなら、買い物リストの作成をおすすめします。
買い物リストがないと、だらだらした買い物になりがちです。
買うものがはっきりしないということは、衝動的な買い物をしやすくなるということ。
面白いことに、売り場は、消費者の購買欲を駆り立てるような仕組みがたくさんあります。
明るく輝くライトアップ。
心を揺さぶるキャッチコピー。
購買意欲を刺激する陳列。
販売員による声がけ。
食欲を刺激するにおい。
油断していると、商品に引き寄せられていきます。
売り場をうろうろしていると、たまたま興味のある商品を見つける。
衝動的に欲しい気持ちが湧き上がり、気づけば、商品を持ってレジでお会計をしている。
そして買ってから「買い物に失敗したかな」と後悔する。
そんな経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
だからこそ、買い物リストが役立ちます。
買い物リストがあれば、買うものを明確にする効果が得られます。
買い物の際は、リストに従って買うように気持ちを引き締めます。
「これだけを買えばいい」と思えるので、買い物がスムーズになって、誘惑にも惑わされにくくなります。
買い物リストの作り方は簡単です。
シンプルな箇条書きでOK。
買い物リストを作るのは面倒かもしれませんが、それほど大変ではないはずです。
1枚の買い物リストで浪費癖が直りやすくなるのですから、これほど楽なことはありません。
買い物リストは、買い忘れを防ぐ効果もあるため、一石二鳥です。
さっそく次の買い物から、買い物リストを作ってみましょう。
「買い物リストを作ったほうがいいかな」と迷うのではありません。
「必ず買い物リストを作ろう」と考えましょう。
記憶力に自信があっても、浪費癖があるなら、謙虚に買い物リストを作りましょう。
たとえ買うものが1つだけでも、きちんと浪費癖を直したいなら、買い物リストの作成をおすすめします。
むしろ買うもの1つだけだからこそ、買い物リストを作っておきたい。
買い物リストは、なくて困ることはあっても、あって困ることはないのです。