「真面目だね」
そう言われたとき、あなたはどんな印象を持つでしょうか。
真面目とは、何事にも真剣に取り組もうとする様子や性格のことをいいます。
真面目の印象には、ポジティブとネガティブの両方が存在します。
ポジティブな印象としては、次のような内容が挙げられます。
こうしたポジティブなイメージがある一方で、ネガティブなイメージも少なくありません。
たしかに真面目の程度によっては、仕事や人付き合いにも悪影響が及ぶことがあります。
真面目な人はつまらないと考える人も多いでしょう。
「真面目な人にはなりたくない!」
ネガティブな印象を持つ人も多いのではないでしょうか。
ここに誤解があります。
真面目なのはいいのです。
真面目すぎるのがよくないのです。
そもそも真面目は素晴らしいことです。
真面目には、信頼関係を構築したり、仕事の結果を発揮しやすくなったりなど、多くの得があります。
面接でも、不真面目な人より真面目な人のほうが確実に有利です。
ビジネスでもプライベートでも、真面目は大切な要素なのです。
ただし、真面目すぎると話は変わります。
真面目すぎると、考え方や行動に柔軟性が失われ、融通の利かない状態に陥ります。
ノリが悪くて、冗談が通じないため、人付き合いに悪影響を及ぼすこともあります。
本人に悪気はないのですが、自然と暗い印象・堅い雰囲気が出やすくなる。
気分転換やストレス発散が後回しになり、ストレスをためます。
真面目すぎると、真面目の悪い側面ばかりが目立つようになるのです。
あくまで悪いのは「真面目すぎる」という状況です。
むしろ真面目は必要なこと。
この点を誤解しないことが大切です。
もしあなたが真面目すぎるなら、普通程度まで下げるだけでいいでしょう。
肩の力を抜き、リラックスします。
遊び心を取り入れ、考え方を柔らかくします。
不真面目になるくらいなら、真面目になったほうがいい。
真面目は、不真面目であるよりは、よほど健全です。
真面目はいいが、真面目すぎるのはいけない。
「真面目」と「真面目すぎ」を区別することが大切です。