協調性とは何か。
協調性とは、周囲の人とうまく調和していく性質のことをいいます。
同棲では協調性が欠かせません。
同棲生活は共同生活でもあります。
2人で一緒に暮らすわけですから、自分勝手な行動をすると、相手に迷惑がかかります。
できるだけ良好な関係が保てるよう、相手の価値観や考え方に合わせた行動が大切です。
相手の迷惑になることなら、発言や行動を慎むことも時には必要です。
協調性には、2人の愛や絆を深める役目もあります。
2人で一緒に朝食を食べたり映画を楽しんだり遊びに出かけたりなど、行動パターンを一致させると、2人の時間も増えます。
共通の時間が増えることで、コミュニケーションや思い出が増えるでしょう。
価値観や考え方を合わせることで、精神的距離も縮まるでしょう。
お互いが協調性を意識すると、仲むつまじい雰囲気が出るはずです。
しかし、同棲に協調性は必要であっても、こだわりすぎないことが大切です。
同じベッドで寝なければいけない。
朝食は、いつも一緒に食べなければいけない。
毎日一緒にお風呂に入らなければいけない。
買い物は、必ず2人で出かけなければいけない。
週末は、2人で過ごさなければいけない。
相手の考えを否定せず、いつも笑顔で受け入れなければいけない。
「○○しなければいけない」と思うと、心が苦しくなります。
いつも相手に合わせてばかりでは、疲れてストレスもたまるでしょう。
常に同じ行動を強制すると、お互いの自由が失われ、したいことができなくなります。
無理やり行動や考え方を一致させるのは、調和ではなく、もはや不協和音。
不快な摩擦が発生して、同棲が息苦しくなります。
協調を強制させるような状態となると、待ち受けているのは地獄。
いくら同棲に協調性が大切とはいえ、限度を超えると、逆効果になるのです。
協調性は大切ですが、個人の意思や自由も尊重しましょう。
たとえば、お互いの行動が違うとき、余裕があれば合わせる一方、事情があれば、別々に行動します。
お互いの考え方に差があれば、譲歩を基本としつつも、こだわりがあるなら、主張を貫くようにします。
相手の意見に違和感があれば、無理に肯定するのではなく「そういう考え方もあるね」と前向きに違いを認めます。
協調性を意識しつつも、こだわりすぎないようにする。
大切なのは、バランスです。
無理に合わせるのではなく、そのときの流れや雰囲気に合わせます。
時には協調性を無視して、自分らしさを貫くことも大切です。