友人との別れ。
恋人との別れ。
先生との別れ。
別れを繰り返していると、あるときふと「人生は別ればかりだ」と思うことがあるかもしれません。
たしかに別れは強く記憶に残ります。
特に深い付き合いをしていた人ほど、別れには大きなショックが伴います。
場合によっては、しばらく別れの苦しさを引きずることもあります。
しかし「人生は別ればかり」と考えるのは誤解です。
別れの数だけ、出会いの数もあるからです。
別れしか見ていないのではないでしょうか。
別れは、ショッキングな出来事なので記憶に残りやすいですが、実際は別れの数だけ出会いも経験しています。
出会っていることに気づかないまま「人生は別ればかりだ」と考えるのは誤解です。
別れだけでなく、出会っていることにも気づいてください。
別れの数だけ、出会いの数も経験しています。
最近、出会った人を思い出してください。
そのときは普通に出会ったのかもしれませんが、あらためて「素晴らしい出会いだ」と思うことが大切です。
出会いに感謝すれば、その人との接し方も変わるでしょう。
このことに気づけば、人生は、別れだけでなく出会いもたくさんあることに気づくはずです。
新しい人と出会うことは、別れるときくらいショッキングな出来事です。
そう考えると、実はプラスマイナスゼロ。
出会いと別れが、ちょうどよいバランスが保たれています。
いずれ自分がこの世から去るとき、出会った人とはすべて別れなければいけなくなります。
人生は全体として、うまくバランスが保たれているのです。