恋愛では、ささいなことで2人の関係を左右することがあります。
小さな出来事がきっかけで、あとあと大きな影響を及ぼすことがあります。
たとえば、会話中のある一言がきっかけで、恋人と揉めることがあるでしょう。
事の発端は、ちょっとした一言です。
ところがそのトラブルが大きく発展して、最終的に恋人と別れることになる可能性もあるでしょう。
別れることになれば、人生はどう変わるでしょうか。
恋愛に疲れて、しばらく1人で過ごすことになるかもしれません。
新しい恋愛の機会がなく、独身のまま、一生を過ごす可能性もあるでしょう。
一方、新しい人と付き合うことになることもあるかもしれません。
新しい人と付き合えば、その後の人生も生き方も、新しい恋人の影響を受けるでしょう。
そもそもトラブルの原因になった出来事がなければ、揉めることもなく、その恋人と結婚していたかもしれません。
すると、やはりまた違った人生を送っていたことでしょう。
事の発端が小さなことでも、時と場合によっては、その後の人生に大きな影響を及ぼすことがあります。
この現象のことを「バタフライ効果(butterfly effect)」と呼びます。
初期条件の小さな差が、その後の結果に大きな違いを生むことをいいます。
「チョウが羽を動かしただけで、遠くの気象にも影響を及ぼすことがある」という意味から生まれた理論です。
恋愛でも、バタフライ効果があります。
私たちの行動一つ一つには、波及効果があります。
最初の行動は小さくても、影響がめぐりめぐって、その後の人生に大きな影響を及ぼすことがあります。
ですから、たった1回の電話やメールでも軽視できません。
その後の人生に影響を及ぼす可能性があると考えることです。
一つ一つの行動は、バタフライ効果になる可能性があるのです。