「何をしたか」と「なぜそれをしたのか」。
多くの人が見落としがちなのは「なぜそれをしたのか」という視点です。
もちろん「何をしたのか」という実績も重要です。
実績は、責任感や行動力などの能力がある証明になり、応募者を理解する参考の1つになります。
しかし、採用担当者がより強く興味を持つのは「何をしたか」という実績より「なぜそれをしたのか」という理由です。
実績は能力の証明になりますが、人の内面まで表すものではありません。
人の内面を表すのは「なぜそれをしたのか」という動機。
応募者の人間性をより深く理解するためには、やはり動機が重要です。
たとえば「福祉施設でボランティア活動をした」という実績があるとします。
これは「何をしたか」にすぎません。
採用担当者は「なるほど」と思った次の瞬間「なぜそれをしたのか」という理由に興味を持つはずです。
「友人に誘われたから」
「学校の課題だったから」
「社会貢献に興味があったから」
同じボランティア活動でも、それぞれの理由によって、受ける印象がずいぶん違いますね。
偶発的なのか、強制的なのか、自主的なのか。
興味関心があるなら、どの程度の興味関心なのか。
「なぜそれをしたのか」という理由には、人の内面が如実に表れます。
「何をしたか」より「なぜそれをしたのか」という点を重視すれば、自分をうまく表現しやすくなるはずです。
あなたの応募書類には「なぜそれをしたのか」という点が含まれていますか。