人は、何かを育てるときに、生きる喜びを感じます。
子どもを育てたり、ペットを育てたりです。
熱心に育てれば育てるほど、ぐいぐい成長して、結果が目に見えます。
成長という結果があると「育てたかいがあった」と思い、自分の存在に自信を持つのです。
しかし、90代になると、育てるものがほとんどなくなります。
わが子は巣立った。
孫も大きくなった。
ペットを飼うこともできない。
育てるものは、何もない。
育てる喜びを味わえなくなるのです。
大丈夫です。
どんな状況でも、育てるものが1つあります。
植物なのです。
どんなに狭い部屋でも、植物は場所を取りません。
ペットが禁止されている病院でも、植物の禁止はされていないはずです。
育てるために、お金はほとんどかかりません。
必要なのは、水と日光だけです。
植物を、タネの状態から育てていきましょう。
植物は正直です。
愛情を持って育てると、すくすく育ちます。
日に日に大きくなっていく植物を見ていると、心に張り合いが出て、育てる喜びを味わえます。
再び、育てる喜びを思い出すのです。
美しい植物があれば、緑が増え、部屋の雰囲気もよくなります。
美しく育つ植物が、部屋に来る人たちの心も癒してくれるでしょう。
立派な社会貢献の1つにもなるのです。