1968年、アメリカの2人の精神医が、興味深い論文を発表しました。
人生のストレスランキングです。
1位が「配偶者の死」です。
長年連れ添ったパートナーがいなくなることは、人生で最も強いストレスです。
配偶者の死によるストレスの強さを100とした場合、次のような結果となりました。
1位、配偶者の死(100)
2位、離婚(73)
3位、夫婦の別居(65)
4位、刑務所への収容(63)
5位、近親者の死亡(63)
6位、大きなけがや病気(53)
7位、結婚(50)
8位、失業(47)
9位、夫婦の和解(45)
10位、退職・引退(45)
11位、家族の健康の変化(44)
12位、妊娠(40)
13位、性生活の困難(39)
14位、新しい家族メンバーの加入(39)
15位、仕事上の変化(39)
16位、家族上の変化(38)
17位、親友の死(37)
18位、配置転換・転勤(35)
19位、夫婦喧嘩の回数の変化(35)
20位、1万ドル以上の借金(31)
21位、借金やローンの抵当流れ(30)
22位、仕事上の地位の変化(29)
23位、わが子の結婚(29)
24位、親戚とのトラブル(29)
25位、個人的な成功(28)
26位、妻の就職・退職(26)
27位、進学・卒業(26)
28位、生活環境の変化(25)
29位、個人的習慣の変化(24)
30位、上司とのトラブル(23)
31位、労働時間や労働条件の変化(20)
32位、引っ越し(20)
33位、転校(20)
34位、レクリエーションの変化(19)
35位、社会活動の変化(19)
36位、宗教活動の変化(18)
37位、1万ドル以下の借金(17)
38位、睡眠習慣の変化(16)
39位、家族数の変化(15)
40位、食生活の変化(15)
41位、長期休暇(13)
42位、クリスマス(12)
配偶者や近親者の死という弔事だけでなく、結婚や進学などの慶事も、ストレスの1つであることがわかります。
クリスマスや長期休暇もまた、ストレスの1つというのは、ユニークですね。
アメリカの調査であり、時と場合にもよるため、誰でもそのまま当てはまるとは限りませんが、参考にはなるでしょう。
さて、注目すべきはトップスリーです。
3位が「夫婦別居」、2位が「離婚」、1位が「配偶者の死」です。
トップスリーは、すべて夫婦です。
つまり、人生を幸せに生きるかどうかは、夫婦関係にかかっているというわけです。
高齢になるほど、夫婦関係は貴重になります。
人生の幸せもストレスも、夫婦関係しだいです。
どうか夫婦関係がいつまでも続くよう、努力しましょう。