日本では、12月31日の夜12時ごろ、あちこちの寺で鐘が鳴り始めるイベントがあります。
除夜の鐘です。
人には、心身を迷わせる煩悩が、108、あるといわれています。
108の煩悩を、1年の終わりに除去するものとして、鐘を108回つくのです。
大きな鐘の音が、しばらく鳴り響きます。
心が浄化されるかのようです。
大きな鐘ほど、深い余韻のある音が、長く続きます。
鳴り響く音を聞きながら、1年を振り返り、新しい1年がよくなることを祈願するのです。
人間関係とは、大きな鐘をつくようなものです。
大きな人間関係ほど「面倒だな」と思いますが、そうではありません。
大きな人間関係ほど、味わいがあります。
所属している人間関係が大きいほど、気持ちのいい余韻が、長く続きます。
歓迎会や送別会が、賑やかになります。
多くの人と接することができるため、たくさんの気づきや学びを得ることができます。
鐘の音のようなものです。
自分の煩悩を取り払う、おはらいです。
心身を浄化する力があります。
大きな人間関係による、気持ちのいい余韻を楽しみましょう。
これまでの過去を踏み台にして、これからの新しい未来を祈願するのです。