唇は、皮膚が薄い部分です。
皮脂腺もありません。
体の中で、最もデリケートな部分です。
油断するとすぐ乾燥して、ぼろぼろに荒れます。
乾燥の季節には、唇がかさついたり皮がめくれたりします。
唇が荒れてまず思い浮かべるのは、リップクリームではないでしょうか。
もちろんリップクリームでもいいのですが、あくまで保湿に使うものです。
すでに荒れてしまった唇に本当に必要なのは、回復を促したり痛みを和らげたりする集中ケアです。
それが「唇パック」です。
パックといえば、顔にするものという印象がありますが、顔だけとは限りません。
唇にも、パックができます。
用意するのは「蜂蜜」と「食品包装用の薄いフィルム」だけです。
まず、蜂蜜をたっぷり唇につけましょう。
その上からラップで覆い、10分くらい、そのままにしておきましょう。
蜂蜜は、天然の保湿クリームです。
蜂蜜には、肌荒れを整えるビタミンB群やナイアシンが含まれているため、荒れた唇の回復によく効くのです。
蜂蜜の甘い味わいがあるおかげで、唇からの出血があっても、痛みが和らぎます。
もちろん蜂蜜が甘いからと言って、なめてはいけません。
10分後にラップを剥がせば、唇がふっくらしています。
不思議なことに、ひび割れの痛みが和らいでいることに気づくことでしょう。
顔にパックをするタイミングで、一緒にすると、時間も手間も有効に使えます。
荒れた唇対策の知恵として、ぜひ参考にしてみましょう。