道端で転んで、手や足の一部を擦りむいた後、傷が治っても、黒い色素だけが残ることがあります。
厳密に言うと、これもしみの一種です。
医学的に言えば「炎症性色素沈着」と呼ばれます。
転んで擦り傷を負うと、傷口周辺のメラノサイトが活性化され、黒くなってしまうのです。
傷口は、皮膚が破れて防御力が弱くなり、紫外線が入りやすくなっている状態です。
傷を負うと、紫外線から身を守るため、紫外線に当たっていなくても自動的にメラノサイトが活動を始めます。
メラニン色素が作られ始めるのです。
傷口が深ければ、しみも深くまで残ります。
傷はすっかり治っているにもかかわらず、黒い斑点だけしつこく残ることがあるのです。
もちろんしばらく経てば自然と取れていくのですが、できるだけ早く除去する方法があります。
このしみを取るのに最も有効なのは、ピーリングです。
積極的にいらない角質を取り除くことで、新陳代謝を高め、黒い色素を取る効果があります。
ただし、ピーリングをするなら、傷口の回復直後はまだ肌が不安定であるため、必ず肌が落ち着いてからにしましょう。
ピーリングをするなら、肌の痛みや傷口が十分に落ち着いてからにしましょう。
2日連続で行わず、一定間隔を開けて正しく行いましょう。
方法と頻度さえ間違っていなければ、数週間後には、しみがきれいに落ちているはずです。