しみには、ビタミンCが効きます。
当然ですが、少量のビタミンCでは、効果はほとんどありません。
ビタミンCは、体全身で消費されるビタミンだからです。
少量では、肌に行き渡る量も少なく、これという効果が発揮されないのです。
ビタミンCは、一定以上の量を摂取しなければ、しみへの効果が発揮されません。
では、1日にどのくらいのビタミンCを取ればいいのでしょうか。
目安として「1日1,500ミリ以上」です。
日本人の大人の推奨される摂取量が100ミリグラムですから、およそ15倍です。
1,500ミリは、最低ラインだと考えましょう。
多ければ多いほど、効果が発揮されます。
1,500ミリ以上摂取することで、体の中で効く日焼け止めとしての効果が発揮され始めます。
これを「インナー・サンスクリーン」と言います。
しみの予防だけでなく、すでにあるしみを薄くさせる効果もあります。
ただし、いくらビタミンCを大量に摂取するとはいえ、一度に大量摂取するのはおすすめしません。
ビタミンCは水に溶けやすい性質があるため、一気に摂取しても、尿として排出されやすいからです。
たとえば、300ミリグラムのビタミンCを5回に分けて摂取すると、効果的です。
複数回に分けつつ、合計で1,500ミリグラム以上のビタミンCを心がけましょう。