ふっくらした唇に見せるために一番よく使われるのは、リップグロスです。
言わずと知れた、王道です。
リップグロスの光沢によって光が反射し、ふっくらした唇に見えてきます。
しかし、リップグロスには、弱点もあります。
年を重ねるにつれて、使いにくくなるのです。
光沢のある唇は、若い人にはなじみやすいのですが、大人の場合は少し無理があります。
大人が唇にリップグロスを塗ると、品を落としやすいのが難点です。
実は、リップグロスを使わなくても、ふっくらした唇を作れます。
用意するのは、唇より少し明るめの色のリップライナー1本だけです。
特にパール入りがおすすめです。
下唇には塗らず、上唇のふちだけ塗りましょう。
唇の、上下の濃淡の違いが、自然と唇の立体感を生み出して、浮き上がっているように見えてくるからです。
上唇は光が当たりやすいため、パール入りのリップライナーに大量の光が反射するようになります。
反射した光によって、ふっくらした唇に見えてくるのです。
先ほどのリップライナーを使って、もう1つ仕事があります。
ここが最大のポイントです。
下唇の中央に、リップライナーで三角マークを作りましょう。
光が反射すると自然とつやができますが、これをリップライナーで、意図的に作るのです。
この三角マークが、唇のつやのように見えてきます。
唇全体に立体感が出て、ふっくらしているように見えてくるのです。