恋愛では、別れがあります。
あなたの恋愛では「振る側」と「振られる側」のどちらが多いですか。
もし、振られる側なら、幸いです。
振られる側のほうが、スポットライトが当たりやすいからです。
もし、振る側の立場なら、次のように答えることでしょう。
「いらないから捨てた」
「こっちから振ってやった」
「自分から別れようと言った」
どことなく、冷たい人間に感じられませんか。
人間を、物のように扱っているようです。
飽きっぽく乱暴な印象があります。
もちろん別れるからには、それなりの事情があるのでしょう。
しかし、別れを告げる側の人は、悪役になりやすい。
自分がもし付き合ったとしたら、同じように悪く言われるのではないかと思い、引いてしまうのです。
一方、振られる側はどうでしょうか。
「捨てられた」
「相手から振られた」
「突然、別れようと言われた」
自分が振られた役を演じれば、かわいそうだなと思います。
相手の同情を得られることで気を引くことができ、付き合いやすい状況を作れます。
映画のワンシーンのようです。
恋物語の映画では、必ず振られた側に注目が集まります。
スポットライトが当たるのは、決まって振られる側です。
新たな物語が始まるのです。
振られる側は、主役になりやすい。
たしかに振られることは悲しいですが、神様は必ずどこかで同情してくれます。
映画で振られた人は、必ず後で挽回します。
そういう流れが、あなたにもやってきます。
主役は、悲劇から始まり、後で挽回していくものです。
振られたというつらい経験がバネになり、大きな恋に巡り合うのです。