日本には、バレンタインデーがあります。
本来は、ローマの司祭「バレンタイン」が殉教した記念日を意味します。
日本では、女性が男性に愛を告白できる日として、チョコレートを渡す日と思われていることが多いようです。
商業的な意味合いのほうが強くなってしまいました。
しかし、これがそう単純ではありません。
素直に「好きです。本命チョコです」と言えばいいのですが、現実ではなかなか難しいものです。
好きな人を目の前にすると、恥ずかしくて、言いにくくなるからです。
むしろ、恥ずかしいからこそ逆に強がって「義理チョコです」と言って渡すこともあります。
その気持ちはわかります。
好きな人に好きと言えず、時には逆のことを言ってしまう。
バレンタインデーというイベントがあっても、なかなかうまく利用できないのです。
いい方法があります。
バレンタインデーに告白する勇気がない人は、まず手作りのチョコレートを作りましょう。
このとき、あえて義理とも本命とも言わなくていいです。
もし聞かれたら「開けてからのお楽しみ」という、意味ありげな返事をしておきましょう。
さて、工夫を凝らすのは「チョコレート」です。
プレゼントのチョコレートは、初めから出来上がっているものではなく、手作りにするのがポイントです。
出来上がったチョコレートを箱に入れて包装するとき、箱の中に、そっと手紙を入れておきます。
手紙には、日頃から抱いている思いをつづっておきます。
普段は恥ずかしくて言えないことでも、手紙を使えば、伝えることながらできます。
「手作り」という点も、プラスに働きます。
わざわざ手間をかけて作っている様子から、深い愛情が伝わりやすくなるからです。
せっかくもらったチョコレートですから、悪い気はしません。
手作りといい、手紙といい、プレゼントといい、相手は嬉しい気持ちでいっぱいになることでしょう。
甘いチョコレートを食べながら手紙を読めば、相手の気持ちも緩むに違いありません。
その結果、バレンタインの告白もうまくいきやすくなるのです。