私は海外旅行に行ってから、母国である日本のことが頭に入ってくるようになりました。
海外にいると、母国についてよく勉強できる。
国内生まれの国内育ちという生粋は、母国のことなら何でも理解して知っているような感じがします。
しかし、そうとは限りません。
生粋は、母国の大切さが感じられにくいものです。
国内にずっと居続けると、周りのすべてが「当たり前」と思ってしまうから、特徴に気づきにくい。
文化、風習など、空気のようになります。
あるのですが、感じられにくい。
当たり前すぎて、何も思わなくなる。
ゆえに、素晴らしさに気づきにくく、ありがたさが理解しにくい。
しかし、海外旅行を一度経験すると、変わります。
海外に出ると、あらゆる環境ががらりと変わります。
同時に、今まで母国では当たり前で気に留めていなかったことに、気づけるようになります。
「ああ。母国の文化や風習とは、このことだったのか」と。
比べることで、初めて違いや特徴が見えてくるようになる。
今まで感謝したこともなかった、あって当たり前だと思っていた文化や風習が、急にいとおしくなる。
田舎から都会に引っ越ししてしばらく経つと、故郷の大切さを再認識できるのと同じです。
都会に出ると環境ががらりと変わり、故郷で当たり前だったことに感謝できるようになります。
都会のほうが人もサービスも集まっているのに、故郷には代えがたいものがあると気づけます。
そう思えるようになるのも、1つの勉強です。
海外旅行をすると、なぜか以前より母国を愛せるようになります。
母国の中ばかりでの生活では、あっても、感じられにくい。
おかしな話ですが、母国を勉強するために海外に行くと言ってもいいくらいです。
海外旅行に行った後は、今までより母国を愛せるようになっているはずです。