海外のブランドショップで一番困るお客さまは、日本人の団体客だそうです。
団体客は、大きな声で騒ぎやすく、店内の雰囲気を壊し、そのうえほかのお客さまにまで迷惑をかけてしまいます。
それに気づけなくなるのが、団体の恐ろしさです。
ブランドは、イメージが大切です。
日本人の団体客が押し寄せ、店内で騒がれると、磨き上げられたイメージも落ちてしまいます。
商品には高級を求めているにもかかわらず、マナーは低級になっているのではないでしょうか。
海外への旅行者ですから、団体のツアーでやってきたのでしょう。
友人同士での旅行かもしれません。
友人と5人の団体でブランドショップに入ると、必ずといっていいほど、声が大きくなります。
すてきなアクセサリーを見つけるたびに「ねえねえ、これを見て! すごいよ!」と騒ぎます。
「本当だ。こっちにもきれいなのがあるよ!」
騒いで店内の雰囲気を壊し、結局何も買いません。
驚くのはいいのですが、騒ぐのはよくありません。
団体になると、周りが見えなくなりますから、特に注意が必要です。
一番好ましいのは、1人でショップに入ることです。
話し相手がいませんから、騒ぎようがありません。
ブランドショップの店員さんも、団体で騒ぐお客さまより、1人で入ってくるお客さまのほうが、親切丁寧に接してくれます。
また気に入った商品の特別なお話も聞けるかもしれません。
ブランドショップは、お1人さまで出かけるところなのです。