「好かれなければいけない」と思いながら出会っていませんか。
誰でも嫌われるより好かれるほうがいいに決まっています。
出会うからには、できるだけ相手から好かれたいと思うもの。
少しでもいい出会いにするために、相手から好かれたいという気持ちが出てくるでしょう。
好かれることで仲良くなれれば、素晴らしい人間関係が発展する可能性もあります。
しかし「好かれなければいけない」と思うのは、少し大げさです。
「○○しなければいけない」という考え方をすると、義務感や強制感が生まれます。
不安や緊張を助長させ、疲れやすくなります。
肩に力が入って不自然な感じにもなります。
また、好かれなければいけないと思うと、相手の顔色をうかがうような接し方になります。
相手を持ち上げたり、心にもないお世辞を言ったりなど、いやらしい言動が目立つようになる。
「この人はうわべで話しているだけだ」と気づかれると悪印象です。
好かれなければいけないと思っているせいで、嫌われてしまう結果になりかねないのです。
ここで大切な考え方があります。
「好かれなければいけない」と考えるのではありません。
「好かれてもらえるといいな」と考えましょう。
出会いは「好かれてもらえるといいな」という小さな期待にとどめておきましょう。
ちょうどいい具合に肩の力が抜けます。
小さな期待であれば、期待外れであったときの落胆も小さくて済みます。
不自然な振る舞いになる心配はなく、余計な不安や心配に惑わされることもありません。
もし好かれたら好かれたで大喜びできるでしょう。
期待値が低い分だけ、スムーズに仲良くなれたときの喜びも大きくなります。
「好かれなければいけない」ではなく「好かれてもらえるといいな」と考えるほうが、出会いの感動が大きくなるのです。