同棲を始めると、意外と振り返る機会がありません。
仕事や家事に忙殺され、1日があっという間に過ぎていくでしょう。
変化はあっても、その様子に気づかないまま1日が過ぎています。
喧嘩をしても反省しまいままになるでしょう。
一緒に暮らし始めると、今まで見えていたものが見えなくなり、今まで見えていなかったものが見えるようになります。
たとえば、今まで見えていたパートナーの長所が見えなくなることがあります。
逆に、今まで見えていなかったパートナーの短所が見えてくることもあるでしょう。
お互いの物理的な距離が近すぎると、視力に異変が生じたかのような錯覚に陥ります。
同棲中はさまざまな出来事の連続になりますが、毎日忙しいと、生活を振り返るのも難しくなります。
振り返ることがなければ、反省したり思い巡らしたりすることもありません。
では、どうすれば同棲を客観視できるのか。
簡単な方法があります。
日記なのです。
日記をつける習慣を作ってみてください。
ほんの数行でもかまいません。
本格的な日記である必要はなく、本当に簡単なメモ書きでも十分。
今日の出来事を簡単に書いて、同棲を振り返れば、お互いが成長していることに気づけるでしょう。
毎日同じ1日だと思っても、日記をつけると少しずつ変化していることに気づけます。
だんだんだらしなくなっていることにも気づけます。
時には、日記をつけることで反省を促すこともできます。
同棲を客観視できるだけでなく、気づきが得られることもあります。
「あのときこうしておけばよかった」という気づきや反省が見つかれば、同棲の改善に生かせるでしょう。
期間限定で日記をつけてみるのも悪くありません。
もし結婚することになれば、同棲中に書いた日記が貴重な思い出の品物になるでしょう。
日記は、同棲をスムーズにするツールなのです。