悪い結果に直面したとき、人のせいにしたくなるかもしれません。
「あの人のせいでうまくいかなかった」
「場所が悪いせいで失敗した」
「タイミングがずれたせいで間違えた」
いわゆる、責任転嫁です。
責任転嫁をする人は、どんどんエスカレートする傾向があります。
最初は人や場所のせいにしていても、だんだん範囲が広がり、最終的には「政治が悪い」「国が悪い」と言い始めます。
たしかにほかへ責任をなすりつければ、自分の責任は回避できるでしょう。
面倒な謝罪もしなくて済みます。
余計な揉め事から逃げることもできます。
しかし、悪い結果を責任転嫁する癖があるかぎり、メンタルは鍛えられません。
厳しい現実から目をそらして、反省から逃げていては、心も精神も強くなりません。
むしろどんどんメンタルが弱くなります。
責任転嫁の癖があると、周りから嫌われ、人間関係を悪化させる原因にもなります。
メンタルを鍛えるために必要なのは「責任転嫁」ではなく「自己責任」です。
相手に原因があったとしても「自分にも責任がある」と思える誠実な気持ちを持ちたい。
悪い結果を人のせいにせず、自分にも一因があると考えることで、反省の機会が生まれます。
落ち込むことも勉強です。
ストレスは少し増えますが、自分を高めるカンフル剤です。
自分を高めたいなら、自分に原因を見つけることです。
原因を見つけ、責任を感じることで、メンタルも鍛えられていきます。