別れ話と同棲解消は、同時に行われるのが一般的です。
相手が嫌いになったから、別れる。
別れるから、同棲も解消する。
ごく自然で普通の流れですが、実は最もトラブルに発展しやすいパターンでもあります。
別れ話と同棲解消を同時にしようとしても、なかなか思うようにいかない場合が多い。
いきなり別れ話から始まると、相手は感情的になるでしょう。
相手が別れを拒むと、その後の同棲解消もしにくくなります。
同棲解消には、お金や手続きなど、デリケートな話し合いが必要です。
相手が別れを拒んでいる状態では、デリケートな話をしたくてもできないため、同棲解消が行き詰まります。
強引に同棲解消をしようとすると、ますます相手を不快にさせ、トラブルに発展しやすくなる。
婚約中、一方的に同棲解消をすると、慰謝料という問題に発展する可能性もあります。
そのため、できれば別れ話と同棲解消は、同時にしないほうが賢明です。
トラブルを防ぎたければ、同棲解消をしてから別れ話を切り出すようにするのが安全です。
最初は、交際関係を維持したまま、同棲を解消します。
すでに別れを決めていたとしても、表向きは前向きな理由にしておきます。
「一人暮らしをしてみたいから」
「仕事に集中したいから」
「通勤が楽な場所に引っ越したいから」
前向きな理由のほうが、健全な印象をアピールできるため、相手の同意を得られやすくなります。
穏便に同棲解消の話し合いもできるでしょう。
同棲解消後、落ち着いてから別れ話を切り出せば、すでに別々の生活なのでスムーズに話ができます。
なかなか難しい場面もあると思いますが、できるだけ心がけてください。