「家族のせいでやる気をなくした」
「友人のせいで失敗した」
「上司のせいで挫折した」
人のせいにしていませんか。
失敗したとき、その原因を他人に押し付けがちです。
しかし、悪意とは限りません。
偶然かもしれませんし、無意識かもしれませんし、不可抗力の場合もあるでしょう。
たしかに他人の影響が失敗の原因の1つかもしれませんが、人のせいと考えるのはよくありません。
「人のせい」と思うのは「自分は悪くない」と思うことです。
失敗の原因について、一部ではなく全部がその人に向けられるため、反省しなくなるのです。
人のせいにするのは、もうやめませんか。
人のせいにする癖は、責任転嫁の癖です。
責任を他人に転嫁する癖があると、いつまで経っても現状が変わらず、成長もできません。
「人のせいだ」と思うと、その人との人間関係にもひびが入ります。
人間関係は、一度ひびが入ると、元に戻しにくい。
人のせいにするのをやめましょう。
人のせいにする時間を、反省する時間に変えるのです。
「なぜ事前に改善できなかったのか」という反省材料にすることです。
自分の配慮不足に気づけば「事前に防げなかった自分にも責任がある」と考えられるはずです。
「自分にも責任がある」と考えるから、改善や反省のきっかけが生まれます。
そのとき、自分が成長するのです。
人のせいにするのをやめると、責任感のある人間が育つのです。