後悔は少ないほうがいいです。
後悔が少ないほど心が軽くなり、心が軽くなるから明るい人生が歩めます。
人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔のほうが長く残ります。
やるだけのことをやり、後悔のない人生を歩むことが大切です。
では、人生に後悔がまったくない状態が理想かというと、そうではありません。
後悔が少ないほうがいいとはいえ、1つはあったほうがいいのです。
一度後悔すると、一生涯、解決ができません。
どんなに悔いても、気持ちが晴れないでしょう。
だからこそ、得られるメリットもあります。
「一生悔いる」ということは「一生注意が続けられる」ということです。
苦しいことですが、役立つ一面もあります。
たとえば、悪徳商法に引っかかると、後悔します。
未然に防げればよかったのですが、犯してしまった過ちは仕方ありません。
「悔しい。恥ずかしい」と自分を責めて、気持ちが晴れないでしょう。
もし後悔があれば「次から絶対に繰り返さない」と、強く注意するはずです。
その結果、これまで以上に安全な人生を歩める可能性があります。
一度の後悔で、一生続く注意力が得られるのです。
後悔は少ないほうがいいですが、1つはあったほうがいい。
後悔が1つくらいあるほうが、後悔のない人より身が引き締まるため、かえって人生が素晴らしくなるでしょう。
後悔によって、もたらされる益もあるのです。