「ホテルなんて寝るだけだろ。安いホテルでいいよ」
予算に余裕がないとき、最初に削ろうと考えるのは「ホテルのグレード」です。
安いホテルに泊まって、予算を少しでも抑えようとする人も多いのではないでしょうか。
しかし、ここが重要な着眼点です。
逆です。
旅行を楽しみたければ、実はホテルこそお金をかけるべきところです。
ホテルとは、いわば旅の拠点です。
旅行全体の印象を決めてしまう最重要ポイントです。
もし安いホテルに泊まってしまえばどうなるでしょうか。
安いホテルとはいえ差はありますが、多くの場合「古い」「不潔」「暗い」という特徴が挙げられるでしょう。
ホテルスタッフの態度が悪かったりサービスも不手際が多かったりします。
当然、防犯面も緩い。
そうした部屋の古さ・暗さ・不安感から、夜の寝つきも悪くなります。
せっかく素晴らしい観光地で気分がよくなっても、拠点になるホテルで気分が下がり、台無しになってしまいます。
言い方は悪いかもしれませんが、品質の悪いホテルは、旅全体の品質も落とします。
本当に旅行を楽しむなら、ホテルこそお金をかけるべきところです。
本当にいいホテルなら、ホテルが1つの「娯楽施設」になっています。
ホテルで1日が過ごせるくらい、さまざまな施設が完備されています。
夜景を見ながら食事ができるレストラン。
お酒を楽しめるバー。
温水プール。
ダンスフロア。
マッサージサービス、朝食のサービスなどです。
当然のことながら、部屋もきれい。
だからこそ、夜もゆっくり安心して寝られ、睡眠の質もよくなります。
これだけでも全然違います。
そういうところで、旅の印象は決まります。
たとえ回る観光地がどうであろうと、ホテルの品質がよければ「何だか、いい旅行だったね」という印象へと変わります。
旅の印象を決めるのは「観光地」より「ホテル」です。