曖昧に会いたい気持ちを伝える人がいます。
「会いたいかもしれない」と。
はっきりストレートに言うのが恥ずかしいので、ぼかした言い方をします。
たしかに言い切らなければ、逃げ道を作りながら気持ちを伝えることができるでしょう。
曖昧な言い方は、緩衝材のような役割を果たします。
相手から断られても、ショックを最小限に抑えられます。
しかし、残念ですが、これでは会ってもらえません。
ぼかした言い方をすると、熱意や誠意が伝わりません。
「熱意や誠意が感じられない」と解釈されます。
「本気で会いたいわけでないのだね」と誤解されることもあるでしょう。
「ミーハーな気持ちで会いたいだけではないか」と疑われます。
ぼかした言い方は、相手を試す言い方でもあります。
わざと意味ありげな言い方をして、相手の様子を見ることで、こちらの態度を考えていこうとしています。
これは誠意に欠けた姿勢です。
相手は「試されている」と感じて印象がよくありません。
「相手に失礼」と言っても言いすぎではありません。
「会いたいかもしれない」という言い方をされると、相手も返事に困ります。
相手は誰でも会うほど暇ではありません。
「とりあえず今回は見送らせていただきます」と言われるのがオチです。
思いや熱意が感じられないので、そそくさと断るのです。
大切なことは、熱意と誠意です。
熱意と誠意を伝えるためには「会いたいです」と言い切ることです。
ストレートな言い方で恥ずかしく思うかもしれませんが、勇気を出してください。
恥ずかしくて言いにくい一言かもしれませんが、臆病な気持ちを振り払って強気になることです。
会ってもらえるかどうかを決める大切な場面です。
熱意や誠意を伝えるなら、ストレートな表現が一番。
しっかり言い切るから、熱意や誠意を伝えることができます。
本気であることを証明でき、相手の心を動かします。
告白で「好き」とはっきり伝えたほうが、受け入れてもらいやすくなるのと同じです。
会いたいときも「会いたい」とはっきり伝えたほうが、受け入れてもらいやすくなります。
会いたい気持ちをはっきり伝えるから、相手も返事がしやすくなります。
言い切れるのは、本気の証しです。
はっきり言い切るから、本気で会いたい気持ちが伝わります。
たとえ相手が遠慮がちでも、あなたの熱意と誠意が伝われば「そこまで言うなら」と心を変えてくれるのです。