「ストレートに口説くこと」と「ゆっくり口説くこと」とは、一見矛盾しているように思えます。
読んでいるかたには、この微妙な違いを理解できない人もいることでしょう。
ストレートに口説くと、素早く口説くことになり「ゆっくり口説く」とは正反対の意味になってしまうような気がします。
もう少しわかりやすく表現すれば、この2つの表現を1つにした次の言葉を心に留めておきましょう。
「ゆっくり口説き、表現はストレートに」
ストレートな口説きを、ゆっくり時間をかけてということです。
気持ちの表現は常に素直で正直に、短期的ではなく長期的にゆっくり口説くと言えばわかりやすいことと思います。
ここで誤解してほしくないのは「ほのめかすこと」ではありません。
少しずつほのめかすことが、ゆっくり口説くことではないことに注意しましょう。
それではオヤジのような口説き方になり、いやらしさがにじみ出てしまいます。
オヤジは、意味のわからない口説き方をします。
「とりあえず今日は飲みに行こう」
「ちょっと話したいことがあるんだけど、今日時間ある?」
こうした理由不明で意味不明な誘い方をします。
何をされるのかわからない誘い方は、女性にはむしろ不安を感じます。
「とりあえず飲みに行くって、本当の目的は何?」
「ちょっと話したいことがあるなら、今言ってよ」
そう思います。
わけのわからない口説き文句では女性は不安になり、それにいやらしさを感じます。
何をされるかわからないことほど、怖いものはない。
表現が濁っていると逆に相手に不安を与えてしまい、逆効果です。
表現だけは常に素直で正直なストレートを心がけることが必要なのです。
少しずつ口説くくらいならストレートに口説くことです。
ほのめかすような表現の濁った言葉では、心を動かすどころではなく、不安にさせてしまうことになるのです。