人付き合いが苦手な人は、楽しませてもらうのが好きです。
もちろん楽しませてもらうのが嫌いな人はいないでしょう。
面白い話で笑わせてほしい。
おいしい料理で満足させてほしい。
サプライズで感動させてほしい。
人から素晴らしいもてなしを受ければ、幸せな時間を送れます。
よい思い出にもなるでしょう。
もちろん楽しませてもらうのはいいですが、そればかりではよくありません。
人付き合いが苦手な人の場合、楽しませてもらうことに偏っています。
自分だけが楽しんで、それで終わりになっている。
「誰か早く私を楽しませて」と願うだけになっている。
「楽しませてもらったから、今度は楽しませる」という考えがありません。
悪いことをしているわけではありませんが、いいことでもないのです。
人付き合いが上手な人は、楽しませるのが好きです。
楽しませてもらうのもいいですが、まず自分が楽しませる側になろうとします。
面白い話をして、笑わせる。
おいしい料理を作って、もてなす。
サプライズの演出をして、感動してもらう。
相手を楽しませるために、計画を立てたり準備をしたりします。
自分ばかり苦労や負担が多く、損をしている気がしますが、ここがポイントです。
人付き合いが上手な人は、サービス精神が旺盛です。
誰かを楽しませることが自分の楽しみになっているので、手間暇はかかっても苦になりません。
それどころか楽しみながら、計画や準備を進めています。
相手が喜んでくれることが自分の喜びになっているので、結局自分も楽しんでいるのです。