「相手が謝るまで、絶対許さない」
それも1つの考えでしょう。
心が深く傷つく出来事があり、忘れたくても忘れられない。
相手に致命的な落ち度があれば、許せなくて当然です。
しかし「謝るまで絶対許さない」と考えるなら、相手が謝らないかぎり、復縁もできません。
最初から完璧を求めるのは、少し酷ではないでしょうか。
人は誰でも過ちを犯します。
ここで思い出したいキーワードが、2つあります。
「若さ」と「未熟」です。
あなたも若かった時期があるでしょう。
未熟だった時期があるでしょう。
あなたがそうであるように、相手も同じです。
だからこそ、別れの原因が相手にあっても、許す準備はしておきたい。
「若さ」と「未熟」は、すべての人が通る道だからです。
「若気の至りだったね」
「あのときは、お互いに未熟だったね」
若さや未熟でごまかすわけではありませんが、人は誰でも、若い状態・未熟な状態から始まります。
そう考えると「若かった」「未熟だった」という理由も、一理あると言えるのではないでしょうか。
「自分も人のことは言えない」と思えば、別れた原因が相手にあっても、許しやすくなるでしょう。
別れの原因が相手にあっても、許す準備はしておきたい。
相手を許せないなら、許す準備だけでもしておきたい。
それが、寛大な大人になることでもあります。
相手を許せるようになれば、復縁の可能性も見えてくるのです。