別れることになったとき、相手に貸しているものがあれば、返却をお願いしましょう。
所有権が自分なら、遠慮せず、返却のお願いができます。
高額のものなら、なおさらです。
そのままにすることもできますが、所有がはっきりしないものがあるのは、お互いにとって気持ちが悪いもの。
もし貸しているものが不必要なら、その旨を相手に伝えておくほうが、お互い余計な気苦労を避けられます。
直接会って返してもらうのが一番ですが、都合が悪ければ、相手に郵送をお願いするといいでしょう。
着払いにしておけば、相手の負担を最小限に抑えられます。
郵送で受け取ったときは、念のため「無事に受け取った」と一言伝えておくと丁寧です。
すぐ返してもらえないときは、返してもらえる時期をはっきりさせておきます。
ただし、言い方には注意です。
「返せ」「早く返しなさい」などの強い言い方は、トラブルのもとになります。
丁寧な言葉で「困っています」「返してもらえませんか」など、普通に言えば十分です。
一度言ったくらいではスムーズに返してもらえないことがあります。
貸したほうは覚えていても、借りたほうは忘れているもの。
返してくれるまで、何度も言ったほうがいいでしょう。
何度お願いしても相手が返却を拒否するなら、別の手段を検討する必要があります。
少し手荒な手段もありますが、穏便に済ませられる方法から順に進めていくといいでしょう。