恋人と電話をしているときに限って、トイレに行きたくなる経験はありませんか。
電話をする前は普通であっても、好きな人と話し始めると、急に尿意を催し、トイレに行きたくなる。
たまたまかと思っていると、好きな人と電話をするときは、いつもトイレに行きたくなって悩まされる。
ほかにも似たような現象があります。
好きな映画を見ているときに限って、トイレに行きたくなる。
面白い本を読んでいるときに限って、トイレに行きたくなる。
たまたまだろうと思いますが、そうではありません。
さまざまな説がありますが、現在のところ最も有力なのは「ポジティブな緊張感による影響」といわれています。
好きなことに触れると、自律神経が不安定になります。
「緊張するがわくわくする」「幸せな気分であるが落ち着かない」という不安定な状態です。
つまり、プレッシャーとリラックスの相反する状況が同時に起こります。
すると脳は、交感神経と副交感神経の切り替えの判断に迷うため、自律神経を不自然に刺激します。
その結果、膀胱回りの筋肉が緩み、尿意を催しやすくなるといわれています。
原因は、どきどきわくわくというポジティブな緊張感。
つまり、大好きなことに触れている証拠と言えるでしょう。
恋人と電話をしているときに限って、トイレに行きたくなるのも同じです。
好きな人と話しているときは、ポジティブな緊張感があります。
プレッシャーとリラックスが入り交じる状況です。
好きな人と電話をしているときに限ってトイレに行きたくなるのは、それだけ相手が好きである証拠です。