肉に偏った食生活を送っていると、体臭がひどくなります。
わきがも悪化します。
肉には、体臭の原因になりやすい点が2つあります。
「タンパク質」と「脂肪分」です。
肉の特徴といえば、なんといっても豊富なタンパク質ですね。
しかし、このタンパク質は、体臭の原因の1つです。
食べた肉は、消化器官で吸収された後、肝臓でエネルギーに変換されます。
このエネルギーに変換する際、熱が発生します。
この熱がポイントです。
驚くべきことに、タンパク質は糖質に比べ、およそ5倍の熱を生産するのです。
つまり、大量の肉を食べると、体温が上がりやすいため、汗をかきやすくなるのです。
もう1つの体臭の原因は、脂肪分です。
肉は、赤身の間に、脂肪がたくさん含まれています。
余分な脂肪が血液に運ばれて、アポクリン腺や皮脂腺から排出されます。
その結果、においやすくなるのです。
肉に偏った食事は、体臭やわきがを悪化させる要因の1つです。
体温が上昇して汗をかきやすいうえ、皮脂も分泌されやすくなるため、体臭もひどくなりやすいのです。
「そうか。肉はダメなのか」
いえ、肉を完全に否定しているわけではありません。
肉は、豊富なタンパク源です。
悪いのはあくまで「肉に偏った食生活」です。
食べすぎない程度なら、大きな問題にはなりません。