体を洗うときのボディーソープは、どんなものを選んでいますか。
「もっと、もっと、いいものが欲しい」
そう考えていると、自然に機能性のあるボディーソープを選びがちになります。
保湿効果、芳香性、にきび予防効果、殺菌効果、消臭効果などです。
せっかく体を洗うなら、いろいろな機能をまとめて、きれいにしたいと思って当然です。
しかし、機能性のあるボディーソープには、注意しておきたいことがあります。
ボディーソープが、多機能・高機能であるほど、体臭の原因になりやすい点です。
多機能・高機能であるのは、さまざまな成分がたくさん含まれていることです。
さまざまな成分が含まれていれば、洗ったとき、洗い残しが発生しやすくなります。
残った成分に、汗や垢が混じることで、においやすくなるのです。
特に保湿成分が含まれたボディーソープは、独特の滑りがあって、洗い残しをしやすい傾向があります。
機能は素晴らしいのですが、体臭面から言えば、ベストではありません。
では、体臭対策には、どのようなボディーソープがいいのでしょうか。
シンプルな固形石鹸が一番です。
体臭予防の基本は「汚れを落とすこと」です。
汚れを落とすには、シンプルが一番です。
シンプルな固形石鹸は、最初から余分な成分が含まれていませんから、洗いやすくなります。
固形石鹸は、少し強めのアルカリ性ですから、垢を落としやすくなります。
きれいに垢が落ちれば、汗をかいたときのにおいも抑えられます。
洗った後、体がさっぱりして、清潔感にあふれるでしょう。
地味で質素な固形石鹸ですが、これほど体臭予防に効果のある石鹸はありません。