テーブルクロスの上にこぼしたコーヒーは、時間が経つにつれて、落ちにくくなります。
染み込んでしまい、洗っても取れなくなります。
メイクも似たような状態です。
洗顔料を使えば、顔の汚れをきれいに落とせます。
なら、メイクもきれいに落とせるのではないかと思います。
しかし、実際は単純ではありません。
クレンジング料の中で最も強力なのは、オイルタイプです。
油は油と混ざる性質があるため、オイルタイプを使えば、きれいに落とせます。
しかし、物によっては、メイクだけでなく、毛穴の汚れまで落とすことができるクレンジング料まであるというから驚きです。
「防腐剤」「香料」「ビタミンC誘導体」などの言葉は、文字列を見れば、なんとなく意味がわかります。
名前に意味が含まれているので、詳しく知らなくても、効果がわかるのです。
しかし、そんななかひときわ小難しいキーワードを見かけることがあります。
仕事から帰宅後、すぐメイクを落とすのが鉄則です。
メイクは、肌に負担をかけます。
クレンジング料を使い、きれいにメイクを落としてから、洗顔料を使ってあらためて顔を洗うのが一般的です。
「しまった! クレンジング料を忘れてしまった!」
メイクを水で洗っても、油ですから、きれいに落ちてくれません。
だからとはいえ、洗顔料を2度も3度も繰り返し使って、無理に落とそうとするのも、肌荒れの原因になります。
クレンジングに反対する専門家がいます。
その理由は、肌を傷めやすくなるからです。
ダブル洗顔は、肌に負担をかけすぎてしまい、乾燥させてしまったり肌を傷めやすくなったりするのです。
「しまった。手に取りすぎてしまった!」
化粧水や乳液を手に取っているとき、うっかり、出しすぎてしまうことがあります。
「ああ。もったいないな。容器に戻してしまおう」
答えは単純です。
理想を言えば、もちろん高価な化粧水をたっぷり使うのがベストです。
高価である理由はさまざまですが、たしかな効き目のある成分や技術に、手間暇がかかっていることに間違いありません。
「化粧水は冷蔵庫に保管しておいたほうがいい」
世間では、そんな話を耳にすることがあります。
食品は冷たい場所に保管していれば長持ちします。
食品売り場やコンビニでは「コラーゲン配合」と書かれた商品を、見かけるようになりました。
コラーゲンとは、肌組織を構成するタンパク質です。
肌の弾力は、このコラーゲンがあるおかげです。
スキンケアの2大道具と言えば、化粧水と乳液です。
理想をいえば、どちらにもお金をかけられればベストですね。
しかし、経済的に厳しい人は、どちらに予算をかけるべきか迷います。
重度の乾燥肌や敏感肌の人がいます。
洗顔料はもちろん、化粧水も乳液も受け付けないのです。
そういう人は、どう顔を洗えばいいのでしょうか。
「肌を、きちんと呼吸させないと!」
夜、寝る前にはメイクを落とします。
メイクを落とす理由を、肌に呼吸をさせるためと思っている女性がいます。
化粧水と乳液の順番。
軽く考えてしまいがちですが、実は大切です。
メイクなら、ファンデーションさえ先に塗ってしまえば、後は好きな順番で好きに仕上げていけます。
化粧品売り場で「弱酸性」と表示されている化粧品を見かけることがあります。
簡単な説明を読んでみると「肌に優しい」と書かれている。
抽象的な説明です。
紛らわしいのが、アレルギー肌と敏感肌です。
どちらもささいなことに反応しやすい肌というのは、理解できます。
表現に統一性がないだけの問題かと思えば、化粧品の説明書には、両方の表記が混在していることがあります。
低刺激用の化粧品。
そのパッケージには「肌に優しい」と書かれています。
「肌に優しい」と書かれていれば、敏感肌だけでなく、普通肌にとっても、健康的ではないのかと思いますね。
化粧品の成分表示を見ると「防腐剤」が入っていることに気づきます。
防腐剤とは、微生物の活動や増殖を抑え、腐敗を防ぐ薬剤のことです。
体によいのか悪いのかと聞かれれば、もちろん悪い影響があります。
お風呂上がりや洗顔直後は、化粧水で肌が十分潤っています。
脂性肌なら、皮脂がすぐ分泌されるはずですから、しばらくほうっておいても大丈夫ではないかと思います。
しかし、やはり乳液は必要です。
化粧品に使われる油には、2種類あります。
鉱物由来の「鉱物油」と、植物由来の「植物油」です。
「鉱物」と聞くと、肌に悪いような印象があります。
スキンケアもメイクも、きちんとしようとする人に起こりがちな悩みがあります。
顔が重くなりやすい悩みです。
たっぷり化粧水と乳液をつけて、スキンケアをします。
洗顔料で顔を洗うときには、泡を立てることが大切です。
大きな泡ほど小さな粒ができ、肌の細かいきめまで入り込んで、汚れをきれいに落とせます。
泡を滑らせることで、肌を傷める危険もありません。
敏感肌とは、刺激に対して敏感に反応してしまう肌のことです。
角質層が薄くなっているため、外部からの刺激にとても弱くなっています。
敏感肌は刺激に敏感だから、化粧品を使うのは肌によくないのではないかと思います。
美容関連の雑誌では「活性酸素」というキーワードをよく目にします。
「活性」という前向きな言葉が含まれているので、肌をよさそうな気がしますが、そうではありません。
実は、逆です。
美容液の正しい順番をご存じですか。
一般的には、美容液は乳液の前に使うのが定番です。
乳液を塗った後に使ってしまうと、乳液の膜が、美容液の浸透を妨げてしまうからです。
化粧品の値段は、かなり上下差があるのが特徴です。
ワインのように、安物から高級品までピンキリです。
「どうせブランドだから高いのだろう。宣伝広告費の影響だろう」
化粧品をつけると、肌がぴりぴり。
痛みやかゆみなど、感じることはありませんか。
ある化粧品をつけて肌がひりひりすれば「化粧品に問題がある」ととっさに考えます。
化粧品の表示の中に「セラミド配合」と書かれているものがあります。
セラミドとは何でしょうか。
セラミドも、ヒアルロン酸と同じように、保湿成分の一種です。
突然ですが、問題です。
普通肌、乾燥肌、脂性肌。
この中で、最も老化しやすいのはどの肌質でしょうか。