遠距離恋愛では多くのカップルが、ベストを目指そうとします。
「遠く離れていても、完全な恋愛関係を維持する」
「1日に3回は、必ず連絡を取り合う」
「会ったときは、完璧なデートをする」
必ず成功させたいと思うからこそ、わずかな不足も失態もないようにしたいと思うでしょう。
心がけは立派ですが、理想的ではありません。
ベストを目指すと、粗探しになるからです。
人間ですから、失言することもあれば、失態を犯すこともあります。
少しでも不足や失態があると、気になってしまい、落ち込んだり焦ったり悲しくなったりするでしょう。
普通の恋愛でさえ、すれ違うことが多いのですから、遠距離恋愛はなおさらです。
ちょっとしたことでいらいらして、不満がたまりやすくなる。
いつか我慢の限界に達して、遠距離恋愛が嫌になるのです。
遠距離恋愛で目指したいのは、ベストではありません。
ベターでいいのです。
「悪くないからいいだろう」
「前よりはよくなっている」
「だいたいうまくいっている」
「比較的よい」と感じれば、合格とします。
点数で例えると、60点くらいが目安です。
半分より上なら、ひとまずOKと考えましょう。
遠距離恋愛をベターで考えれば、細かいところでいらいらしなくなります。
遠距離恋愛が長続きしやすくなります。